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2018年H30卯月4月

 
  まだ遠かった小樽の春・・・。

  
  この時代、別れも出会いもあまりにも唐突で、目安になる季節とはもう言えない。
  急に仕事を変わったり、やめさせられたり、合うたび違ったスタッフを伴っていたり、目まぐるしい。
  ものや心を整えたり準備したりするゆとりさえない。
 

  ・・・だから、せめて会う約束をし、じっくり選んだ盃で、
  古い友とは、昔話ではなくこれからのことを、
  新しい友とは抱負などではなくこれまでのことを、たっぷり話したい。
 

   花咲く季節の中で。

 

   願はくは桜の花の下にて春死なん その如月の望月のころ

 

   身を捨つる 人はまことに 捨つるかは 捨てぬ人こそ 捨つるなりけれ


                  第64回


第65回銘酒会