四季の酒 夏二本目

るみ子の酒 特別純米無濾過生 花火ラベル

合名会社 森喜酒造場
山田錦・八反錦使用
精米歩合 60%
使用酵母 協会6号
Alc 14%

 伊賀忍者の里で有名な三重県伊賀市で、年間生産量が一升瓶に換算しておよそ2万本にもなる全量純米酒のみを造っている小さな蔵。近代設備はほとんど持たずに、一本一本昔ながらの手造りで醸しています。 

 漫画『夏子の酒』、ドラマにもなりました。主人公が幻の酒を使い純米酒を造っていくストーリーです。私も見ていましたが、倒れやすい酒米を必死に守ろうとする場面が強く心に残っています。この『夏子の酒』に感銘を受けた蔵元奥様の森喜るみ子氏が、作者の尾瀬あきら氏に手紙を出した事がきっかけで誕生した銘柄です。ひとくち含むと6号酵母ならではの穏やかな香りが咲き、サラッとした口当たりで儚げに流れてゆきます。

 ここ最近の小樽も30度越えの毎日。どさんこの私は寒さには強いが暑さに弱く、30度と見ると暑さに体力が奪われていく気になってしまいます。そんな気分の時は胃に優しくさっぱりしたものを欲しますね。

 夏酒には夏の一品《わさび芋》を選びました。

 石川県能美市及び小松市で栽培されている「やまのいも」だけが「加賀の丸いも」と呼ばれます。
 その粘りたるや、尋常ではありません。
 箸でプチンとちぎれる感覚。肌理の細かい食感。
 本わさびをお好みで載せてお醤油はかけずに、お刺身のように召し上がって下さい。

来年こそは大輪の花火をと想いをはせながら楽しんで頂きたい爽酒。《わさび芋》と一緒にどうぞ。