小樽・蕎麦屋・籔半の蕎麦メニュー:冷たいお蕎麦

蕎麦屋ってぇのは 世界でも珍しい飲食店
居酒屋でも パブでも 飲茶屋でもない
ましてや カフェバーでもない
もともと 腹一杯に喰いにいくモンじゃ ねぇし
だからといって 酒だけを飲みにいくところでも ない
ほかの飲食店よりも 雰囲気や空気など
売ってるもの以外の トータルな面白さ 深み 店の見識なんかを 楽しめる空間
喰い方にも 伝統があるのも おおきな特徴で
やっぱし 店構えも店内も こざっぱりして
なんとなく 蕎麦と醤油 そしてホンマもんのダシのにおいのする・・
世界で唯一の特殊な空間
それが 蕎麦屋
さあ 小樽・蕎麦屋・籔半の「冷たいお蕎麦 せいろ蕎麦」の世界でございます。

合鴨せいろ(滝川産使用):Aigamo Seiro

 地物粉麺 ¥1,770 (¥1,609 +税) 
 並粉麺 ¥1,600 (¥1,455 +税)

【合鴨せいろ】

 ボリュームある、冷たいお蕎麦の筆頭!
 江戸末期天保年間、「鴨南蛮」は、蕎麦屋の季節メニューの代表格でした。
 油ののった冬の鴨肉をツクネにしたり、焼き長葱を添えたりしたものです。

 現代では、鴨猟で得た「野生の鴨」を個人の責任で食べることはできても、飲食店は「野生」の鴨をさばき不特定多数のお客様に出すことは、残念ながら公衆衛生上許されておりません。
 そんな時代を恨んでも仕方ありません、ここは、「合鴨」で気分を出していただきます。

合鴨ロース肉に、長葱、三つ葉、生麩、柚子がアツアツの蕎麦つゆツケ汁に目に鮮やかです。
蕎麦は、冷たいせいろで召し上がっていただきます。

注:2010年9月4日から弊店は、北海道・滝川産合鴨肉で、「合鴨南蛮」を提供させて頂きます。
 歯ごたえがありながら柔らかくジューシー!
 これまでの食感とは全く違う感動に出会えます。
 弊店はこれまで台湾産コックフーズ社の輸入合鴨肉を使用してきましたが、2010年北海道滝川で
 飼育されるアイマトン社(札幌)のスノーホワイトチェリーバレー種の合鴨肉使用に、全面切り替え致しました。

 海外、とりわけ東南アジアで蔓延する鳥インフルエンザで輸入合鴨肉は全面ストップしております
 が、今や「合鴨」は蕎麦屋に無くてはならない食材です。
 弊店はこれからも食の安全・安心と安定した食材ルートを追求していきます。
 これまでの合鴨メニューの価格や使用量が、北海道滝川産合鴨肉の高値のため変わりますがお許し下さい。

●使用食材:北海道産滝川産合鴨肉・三つ葉・柚子・長葱・生麩
●使用原料:蕎麦粉・小麦粉・鰹節(四種類)・醤油・砂糖・味醂・日本酒

つけ麺スタイル カレーせいろ:Curry Seiro

 地物粉麺 ¥1,270 (¥1,155 +税) 
 並粉麺  ¥1,100 (¥1,000 +税)

【カレーせいろ】

世の中に スープカレーは数あれど せいろカレーは 籔半ぞのみ

 弊店小樽・蕎麦屋・籔半六〇有余年の歴史的メニューでは、
 はまれば泥濘的、病みつき蕎麦・「カレー蕎麦」を、若女将の発案で夏バージョンにしてみました。
 つけ麺スタイルで、せいろ蕎麦を、熱々のカレー蕎麦のルーで、召し上がって頂きます。
 小樽・蕎麦屋・籔半ならではの、食がすすまない夏を乗り切る蕎麦メニューでございます。

 ちょ、ちょっと待ってくんなまし。(^_^;)
 つけ麺のタレにするなら、カレーのルーを出汁で割ればいい、ナァ〜ンテ安易な話じゃありません。
 そうです、カレー蕎麦の「ルー」ではちょっと粘度がたかく「つけ麺」にはルーが麺に絡まないない。
 かといってルーを薄めりゃいいとそのまま出汁を加えれば、つけ麺ルーの気が抜ける。
 発案の若女将は簡単にいいますが、それをメニューで威張って出すには、板場でもう一工夫、二工夫。
 でないと、板場のメンツもたちません。(^^)
 そんなこなで、試作メニューからあっという間に1年・・・。
 やっと、若女将発案から一年、2010(平成22)年完成した「カレーせいろ」です。

 さあ、お試しあれ。

●使用食材:余市産北島豚バラ肉・玉葱・帆立貝柱
●使用原料:蕎麦粉・小麦粉・鰹節(四種類)・醤油・砂糖・味醂・日本酒・カレー粉・ラード

天ざるせいろ:Ten Zaru Seiro

 地物粉麺 ¥2,220 (¥2,018 +税)
 並粉麺 ¥2,050(¥1,864 +税)

【天ざるせいろ】

 世間に天盛り、天ざるせいろが登場した頃は、蕎麦屋独特の硬い衣の天麩羅(熱い出汁の天麩羅蕎麦でも衣が解けてしまわないよう)だったのですが、今では天麩羅屋さんの盛り合わせにまけないメニューになっています。

 小樽・蕎麦屋・籔半では、海老・キス・帆立貝柱・烏賊・パーナ貝・茄子・獅子唐の別盛り合わせに、ざるせいろでご賞味いただきます。

注: 天麩羅の衣(コロモ)は「卵水」でつくります、卵アレルギーの方はご遠慮ください。

●使用食材:ホワイト海老・パーナ貝・イカ・帆立貝柱・鱚・茄子・獅子唐・長葱・卸わさび・生姜・大根おろし・切り海苔
●使用原料:蕎麦粉・小麦粉・鰹節(四種類)・醤油・砂糖・味醂・日本酒・ペーキングパウダー・卵

野菜天ざるせいろ:Yasai Ten Zaru Seiro

 地物粉麺 ¥2,070 (¥1,882 +税)
 並粉麺 ¥1,900 (¥1,727 +税)

【野菜天ざる】

 ボリューム感があり、かつ野菜が好き、でもカロリーを押さえたい、なんて欲張りな、いえ、体を大事にされるお客様にお勧めです。

 小樽・蕎麦屋・籔半では、玉葱・カボチャ・大葉・長ネギ・えりんぎ・茄子・獅子唐の「別盛り合わせ」に、
 「ざるせいろ」でお味わいいただきます。
注:天麩羅の衣は卵水でつくります、卵アレルギーの方はご遠慮ください。

●使用食材:玉葱・長葱・大葉・エリンギ・南瓜・茄子・獅子唐・長葱・卸わさび・生姜・大根おろし・切り海苔
●使用原料:蕎麦粉・小麦粉・鰹節(四種類)・醤油・砂糖・味醂・日本酒・ペーキングパウダー・卵

割子そば:Wariko Soba

 3段割子 ¥1,500 (¥1,364 +税)
 4段割子 ¥1,800 (¥1,636 +税)
 5段割子 ¥2,150(¥1,955 +税)

●割子そば 三段 

 割子そば三段は、一段目・錦糸卵、二段目・トビッコ、三段目・雲丹とろろで、蕎麦つゆを具の上からかけて召し上がっていただきます。
 割子そば三段で、お蕎麦の量としては「せいろ蕎麦」と同じ量でございます。

●割子そば 四段 

 割子そば四段は、一段目・錦糸卵、二段目・トビッコ、三段目・雲丹とろろ、四段目・なめこおろしでございます。

●割子そば 五段

 割子そば五段は、一段目・錦糸卵、二段目・トビッコ、三段目・雲丹とろろ、四段目・なめこおろし、五段目・ずわい蟹でございます。
お蕎麦は、割子そば三段・四段・五段のすべて地物粉麺でのみ提供!

 「割子そば」は、出雲地方がルーツのお蕎麦。
 その昔、出雲のお侍さんが登城の際のお弁当容器の名前が「割子」。
 それを蕎麦の器にし、海苔・ごま・葱・山葵など色々な薬味で召し上がっていただくお蕎麦にしたことからネーミングされました。
 弊店先代が出雲に旅行にいき、出雲蕎麦のお店でこのメニューと出会い、弊店では薬味だけでなく北海道らしい五種類の具を添えての北海道版割子蕎麦に変身させました。
 それぞれの具の上から、蕎麦つゆをかけて、召し上がっていただきます。
 弊店ではお客様のお昼のご接待、会合後のお食事にと、ご利用頂いております。

●使用食材:長芋・蒸し雲丹・とびっこ・錦糸玉子・削り節・海苔・長葱・卸わさび・生姜・切り海苔 (4段目)なめこ・大根おろし (5段目)ズワイ

●使用原料:蕎麦粉・小麦粉・鰹節(四種類)・醤油・砂糖・味醂・日本酒

辛みおろしせいろ:Karami Oroshi Seiro

 地物粉麺 ¥1,170 (¥1,064 +税)
 並粉麺 ¥1,000 (¥909 +税)

【辛みおろしせいろ】

 スーパーの野菜コーナーに並ぶ「青首大根」の根性のない辛さに飽き足らないお客様に、北海道・後志(しりべし)の各村の農家が手掛ける「辛み大根」で《辛みおろしせいろ》はいかがでしょうか?
 体調が優れないとき、
 二日酔いのとき、
 夏、食欲がすすまないとき、
 頭の脳天から汗が噴き出る辛さの《辛みおろしせいろ》は、お奨めです。

 この【辛み大根】は、それぞれ紫と白の二色の大根。
 紫と白とどちらの辛みおろし大根があたるか、それは時の運ですのであしからず(^^)
 辛さは色とは無関係ですのでご安心ください。

●使用食材:辛み大根・長葱
●使用原料:蕎麦粉・小麦粉・鰹節(四種類)・醤油・砂糖・味醂・日本酒

おろしせいろ:Oroshi Seiro

 地物粉麺 ¥1,070(¥973 +税)
 並粉麺 ¥900(¥818 +税)

【おろしせいろ】

あまり「辛い」のは苦手というお客様には、「青首大根おろし」で、せいろ蕎麦はいかがでしょう。
普段の厳しい仕事でお疲れの胃に、
夏場の食がすすまない時期に、
前日少々飲み過ぎたと感じた時、
完全二日酔い状態の時に、
胃に優しく、消化を促す、「大根おろし」でお蕎麦を召し上がれ。

●使用食材:大根おろし・生姜・長葱、切り海苔
●使用原料:蕎麦粉・小麦粉・鰹節(四種類)・醤油・砂糖・味醂・日本酒

なめこおろしせいろ:Nameko Oroshi Seiro

 地物粉麺 ¥1,120 (¥1,018 +税)
 並粉麺 ¥950 (¥864 +税)

【なめこおろしせいろ】

この「なめこ」の小粒さと、つや。
傘の開いた、クタクタの、根性のないナメコとは違います。
極小粒の、プリプリの元気のいいナメコを、探しに探して納品してくれる商社さんの奮闘の賜が弊店の「なめこおろし せいろ」です。
だからこそ、弊店も自信をもって「なめこおろし」をメニューにできます。

●使用食材:なめこ・大根おろし・生姜・長葱
●使用原料:蕎麦粉・小麦粉・鰹節(四種類)・醤油・砂糖・味醂・日本酒

とろろせいろ:Tororo Seiro

 地物粉麺 ¥1,120 (¥1,018 +税)
 並粉麺 ¥950 (¥864 +税)

【とろろせいろ】

 自然薯でやりたいメニューですが、北海道ではまだまだ高価です。
長芋とろろとせいろ蕎麦で。

手のひらサイズの巨大な鮫皮おろしで長芋を摺りおろして、長芋トロロを一層なめらかさにし提供しております。

ご飯が喉を通らない夏の食が細いときには、格好のメニューです。

●使用食材:長芋・うずらの卵・生姜・長葱・切り海苔
●使用原料:蕎麦粉・小麦粉・鰹節(四種類)・醤油・砂糖・味醂・日本酒

せいろ: Seiro Soba

 地物粉麺 ¥870 (¥791 +税)
 並粉麺 ¥700 (¥636 +税)

【せいろ地物粉↑】

 一時、そばツユなしの《美味しい水》だけで食べる《水そば》てぇ奴が、そばファンのあいだで話題となりました。
が、

本当に旨い《蕎麦》が、本当に旨い《そばツユ》と出会えたら、これにまさるものはない。

 というのが、小樽・蕎麦屋・籔半の心情でございます。
 そば(麺)とそばつゆは両輪で、どちらもひとしく主となってはじめて成り立つ。
 蕎麦・麺を中心に考えると、そばツユを軽くみてしまう。
「蕎麦を旨く食べるために、少ししか『そばつゆ』をつけないのではなく、
 逆に『そばつゆ』をおいしく味わうために、蕎麦を少ししかつけない。」
 それが《蕎麦》なのでございます。
 さあ、北海道産ソバ粉で打った地物粉麺の《せいろ》でございます。

【せいろ並粉↓】

 てやんでぇ! 「そば」なんぞ、所詮、「救荒食」だったじゃねぇか!
 それを 趣味蕎麦だぁ?  国産ソバ粉だぁ?  粋がるのもいいかげんにせい!
 ・・・という方にお奨めが、道内産と外国産のソバ粉のブレンドで打った並粉麺の《せいろ》
 先代から営々と50有余年続く、永年お得意様にごひいきいただいている、せいろ並粉でございます。

*地物粉麺:北海道産(北海道江丹別産・北海道北竜産・北海道蘭越産)ソバ粉8:小麦粉2の中細打ち、
 並み粉麺:北米産ソバ粉+北海道産ソバ粉8:小麦粉2の細打ちです。
 蕎麦つゆは、本枯本節・荒亀節・宗田節・鯖節・笹宗田節など数種類の節を、季節毎に調合しダシをとります。

●使用食材:長葱・卸わさび
●使用原料:蕎麦粉・小麦粉・鰹節(四種類)・醤油・砂糖・味醂・日本酒

【閑話休題】:せいろ蕎麦の美味しい食べ方その1、薬味を使いわける

 《せいろ蕎麦》を美味しく召し上がって頂くには、

  • まず蕎麦をそばつゆに浸け手繰り、
  • 次は葱薬味をそばつゆに入れそのツユで蕎麦を手繰り、で、
  • そん次はワサビで、
  • 一味南蛮でっ、

 てぇ風に、色々順々に楽しむ気持ちが大事です。
 一粒で2度おいしいってね、グリコのキャラメルじゃネェが、
 3〜4本づつ蕎麦の喉ごしを感じながら、《それぞれの薬味》で、
 一枚のせいろを楽しむ、わけ。
 そうすりゃ、1枚の「せいろ蕎麦」で充分に腹はくちくなる。

  弊店の《葱(ねぎ)薬味》は、葱栽培農家が炎天下の畑で、許されるぎりぎりの水しか与えず、
  それを毎日繰り返し苛めながら痛めながら、何層にも層を育み育てた長葱です。
  ですから、ひとつひとつの層が薄く柔らかく、蕎麦を手繰るのに舌に邪魔にならないのです。

  また、《生おろしワサビ》も、西洋辛子が大半の粉ワサビではなく本わさびをおろして添えております。
  西洋ワサビの鋭くきつい辛さではなく、柔らかく甘みさえ感じる本わさび薬味の世界を、薬味葱と一緒に是非お楽しみ下さい。

  このように、たかがせいろ蕎麦されど、一枚のせいろ蕎麦は蕎麦つゆと
  「葱」薬味・「山葵」薬味・「一味」薬味といった具合に、実に楽しみが満載なのでございます。

  あ! なんで籔半は、「一味」は置いても「七味」はおかないのか、って?
  いいとこ突っ込んでこられますなぁ。
  これは、蕎麦屋の店主の嗜好ですな。
  「七味」だと、様々な香辛料が多く含まれていてシンプルなせいろ蕎麦には味が複雑になって似合わない、って。

* 美味しい「せいろ蕎麦」の食べ方はこちらへ。

大盛りせいろ:Oomori Seiro Soba

 地物粉麺 ¥1,220 (¥1,109 +税)
 並粉麺 ¥950 (¥864 +税)

 弊店、小樽・蕎麦屋・籔半では、「大盛りせいろ」は、盛りせいろ二枚で、提供させて頂いております。

ざるせいろ:Zaru Seiro

 地物粉麺 ¥1,020 (¥927 +税)
 並粉麺 ¥850 (¥773 +税)

【ざるせいろ】

 「ざるせいろ」は、弊店蕎麦屋「酒肴」メニューにあります「焼き海苔」と同じく、東京湾は富津産の海苔を使用しております。
 この海苔がかかっている「せいろ」蕎麦が、「ざるせいろ」だと多くのお客様がご理解されておられます。
 そもそも、「もり蕎麦」のスタートは小皿に蕎麦を盛りこみ、蕎麦つゆを上からかけて食べて頂くものでした。
 次に蕎麦の「水切れ」をよくするために、竹ザルに盛るスタイルが登場し。それが「ザル盛り」蕎麦、短縮して「ざる蕎麦」と呼ばれるようになったと謂われております。
 また、菓子店の片手間の商売であった蕎麦屋が、菓子を蒸す蒸籠(せいろう)で蕎麦を蒸して出した「熱蒸し蒸籠」のスタイルが評判を呼び、冷たい小皿盛りから「ザル盛り」、そして「蒸籠盛り」が定着し、「せいろ」が「盛り蕎麦」の名前として、定着してきました。
 つまり、容器の名前がそのままメニュー名になってきた、というわけです。

 なお、海苔がかかるせいろを「ざるせいろ」と呼ぶようになったのは、明治時代に入ってから始まったと謂われております。
 なお、もり、ざるの名前の由来は、拙素敵な蕎麦喰いBOY & GIRLに成る方法」ページの「何故「蕎麦つゆ」は、徳利に入れてくるのか?ウェブサイト・「素敵な蕎麥っ」コラムを参照下さい。

●使用食材:長葱・卸わさび・切り海苔
●使用原料:蕎麦粉・小麦粉・鰹節(四種類)・醤油・砂糖・味醂・日本酒

ざる大盛りせいろ:Zaru Oomori Seiro

 地物粉麺 ¥1,370 (¥1,245 +税)
 並粉麺 ¥1,100 (¥1,000 +税)

 弊店、小樽・蕎麦屋・籔半では、「大盛り」のオーダーには、せいろ二枚でご提供させて頂いております。

店主からのお願い

弊店では、蕎麦(麺)は北海道、後志(しりべし)は蘭越産ソバ粉、旭川の西五〇キロ空知エリアの北竜町ソバ粉で打った『地物粉麺』がございます。
それに上記北海道産ソバ粉と北米産ソバ粉をブレンドした『並粉麺』の二種類の麺をご用意しており、お客様のお好みでご注文の際どちらかを選んでいただきます。
『地物粉麺』はお値段の点で少々お高くなりますが国内産の特徴である、コシ、喉越し、風味に優れますし、『並粉麺』は先代創業から六〇有余年、永年のお客様にご支持を頂く弊店の原点の更科系の麺でございます。
どちらの蕎麦(麺)も、夏の燦々と照り続ける太陽と北海道の肥沃な大地の恵みのなかで育てるソバ栽培農家の「心意気」、そして毎早朝から額に汗を浮かべ蕎麦を打ちダシを取る蕎麦屋職人の「意地」、そう「心意気」と「意地」が織りなす世界でございます。
尚、お値段はすべて外税表示でございます。

About our Yabuhan's soba-noodle.

 We make our soba-noodle from two different types of buckwheat flour.
 “Jimono-ko(地物粉)” is grown in Rankoshi about 100 km away from Otaru.
 “Nami-ko(並粉)” is blend of Rankoshi buckwheat flour and imported buckwheat from United States.
 Please choose either when you order.
 The price of “jimono-ko” soba is a little bit higher, but its great flavour and rich aroma are what make it so special.
 “Nami-ko”soba enjoys its popularity more than 60 years since the day of our establishment.
 As for the Rankoshi buckwheat flour we use, it is delivered the next day we order, and we make noodle from it every morning.
 About 100 soba restaurants invested jointly and bought a buckwheat field in Rankoshi, Hokkaido, and established a milling plant. This makes it easy for the restaurants invested jointly and bought a buckwheat field in Rankoshi, Hokkaido, and established a milling plant.  This makes it easy for the restaurants to keep and serve fresh buckwheat noodle.
 Without the shining sun in summer, fertile and rich field in Hokkaido, and love and passion of buckwheat farmers and soba chef, this soba noodle can't exist.

* the price is excluding 10% tax.

かきあげせいろ:Kakiage Seiro

 沢山のご愛顧をありがりがとうございます。大変申し訳ございませんが、暫く提供をお休みします。ご迷惑をお掛け致しますが、再開まで暫くお待ち下さいませ。

【かきあげせいろ】

 こんもりとした【かき揚げ】をサクッと箸で割る快感!
 酒の肴として粋に抹茶塩と天つゆのそれぞれで楽しんで頂き、
 はたまた【せいろ蕎麦】と一緒に、ボリューム優先で食べて頂きたい、
 そんな夢を、スタッフと語り合って二年、とうとう三年前にメニューに出来ました。
 南蛮海老、帆立貝柱、玉葱、牛蒡、春菊の嵌れば泥濘的混沌
《 籔半のかき揚げ 》
 でございます。

 お蕎麦は、冷たい《せいろ》蕎麦ででも、暖かい《かけそば》でも、どちらでもお好みをスタッフにご指示ください。

 ほんの二〜三人の仲間同士で一品づつ違ったメニューを注文するのもいいですねぇ。
 かき揚げや他の酒肴を1碗回しでたべつつ、天つゆを液体つまみとして呑むのもいい。
 籔半のかけ汁をつまみに呑む日本州は、格別。
 あつあつのかき揚げを半分ばかし食い散らかし、日本酒を追加。 かき揚げの残り半分は暫し放ったらかしにして差しつ差されつ。

 冷めやらぬ頃を見計らって、つゆをたっぷり吸い込んでグラマラスにふやけたかき揚げが碗中にほぐれたのを、碗の淵に優しく接吻するようにして、口に含む。
 昼下がりの情事、最高にエロティックな、禁断の桃源郷・・・・ってね。

●使用食材:小海老・帆立貝柱・玉葱・牛蒡・春菊・柚子・塩・長葱・卸わさび
●使用原料:蕎麦粉・小麦粉・鰹節(四種類)・醤油・砂糖・味醂・日本酒・ベーキングパウダー・卵