今年も始まりましたニシン群来(くき)蕎麦!
2月3月と小樽沿岸ではニシン産卵の時期に入ります。
乳白色に変わる海は「群来」と呼ばれるニシン豊漁の知らせ。
55年小樽から途絶えて幻の魚となっていたニシンが
10年ほど前にまた戻ってきてくれた町中の喜び。
お客様から聞く張碓の賑わい、番屋の名残、想像しか出来ないけれど、
群来を見つけた漁師さんの喜びは如何程だったでしょうか。
そこそこにニシンの歴史が散りばめられている後志小樽に住むということ。
ニシンDNAが身体に流れていること。この時期になると改めて思います。
再来の記念で作りました「群来蕎麦」はワカメとトロロで海の乳白色を表現し、
ニシンの上には数の子、この数の子がトロロとお蕎麦と絡むと
プチプチとツルツルの食感がたまりません。
この温暖化で海も温かくなり心配ですが、
この先何年もニシン群来が見れますよう願いを込めて。
並粉1370円+税 地物粉1520円+税